みなさんはGR-Uniforma(ジーアール・ユニフォーマ)というブランドをご存知でしょうか?
ロシア人デザイナーのゴーシャ・ラブチンスキー(Gosha Rubchinskiy)という人物が始めたブランドですが、現状情報があまりなく、まだまだ謎が多いブランドです。
そこで今回は、このGR-Uniformaというブランドについて、現状分かる範囲でまとめてみました。
気になる方は、是非参考にしてみてください。
GR-Uniformaとは?
Gosha Rubchinskiyの新ライン
ゴーシャ・ラブチンスキー(Gosha Rubchinskiy)というロシア人デザイナーが立ち上げた新ラインになります。
2019年3月16日(土)に各国のドーバーストリートマーケットで発売が開始されました。
ゴーシャ・ラブチンスキーは、以前まで自身の名を冠したブランドを持っていましたが、2015年から始まったそのブランドも2018年に歴史の幕を下ろしたところでした。
ブランドの特徴
ゴーシャ・ラブチンスキーは、ある1つのテーマを掲げて、それを基にアイテムを作っていると言われています。
以前の自身の名を冠したブランドでは、ロシア出身ということもあり「ソ連解体」「冷戦」などをテーマに掲げていました。
このGR-Uniformaでは「ユニフォーム」「コミュニティ」「建築」の3つをテーマに掲げ、アイテムを制作しています。
またプロジェクト発足の開始を伝えるInstagramにて
「君は一人じゃないと感じることができるユニフォーム。ただ、仲間は時に仲間ではないかもしれない」
という意味深なメッセージを残しています。
価格帯
種類 | おおよそな価格帯 |
---|---|
Tシャツ | 8,000円 |
半袖シャツ | 50,000円 |
長袖シャツ | 80,000円 |
パンツ | 50,000円 |
ジャケット | 100,000円~200,000円 |
靴下 | 3,000円 |
ベルト | 15,000円 |
店員の方に聞いた話なのですが、COMME des GARÇONS SHIRT(コムデギャルソンシャツ)と同じヨーロッパの工場で製造されているらしく、そのためこのような高い価格設定になっているそうです。
取扱店舗
国内では東京銀座にあるドーバーストリートマーケットのみで発売されています。
https://ginza.doverstreetmarket.com/
また、一部のアイテムはオンラインでも購入できます。
https://shop.doverstreetmarket.com/jp/
ゴーシャ・ラブチンスキー (Gosha Rubchinskiy)とは?
経歴
ここからは、デザイナーであるゴーシャ・ラブチンスキーについて掘り下げていきたいと思います。
ゴーシャ・ラブチンスキーは1984年にロシアのモスクワで生まれました。
アートスクールやデザインの大学を卒業後、映画や雑誌などのスタイリストとして働きます。
その後、2008年にEvil Empire(エビルエンパイヤ)というコレクションを初めて発表し、これがきっかけでコムデギャルソンのデザイナー川久保玲に認められることになるのです。
川久保玲のサポートを受けつつ、2015年に自身の名前を冠したゴーシャ・ラブチンスキーがスタートするのでした。
特徴
ロシアを愛している
彼はとにかくロシアの街、そして若者を愛しています。
ストリートを軸にしてロシアの持つエネルギーをコレクションに吹き込んでいるのです。
また、彼はただ自分の好きなことをやっていことで知られています。
あるインタビューでは
「誰かを喜ばせようとしていなく、ただモノ作りをして自分のアイデアを実現するのが好き」
「作品を作り終わったらそこで終わりで、あとはそれをみて何か意味を感じでくれればそれでいい」
「批判されようが全く気にしない」
という言葉を残しています。
ファッションはストーリー
また「ファッションはストーリー」という言葉も残しています。
ファッションそのものには意味はなく、オリジナルの新しいストーリーが大事であると語っています。
SupremeのセーターがCHANELのドレスと同じくらい欲しくてたまらないものになることもあり、それはSupremeのストーリー(プロモーション)がCHANELとの差を埋めているからだと解説しています。
Instagramの重要性
また彼の中でInstagramは重大要素の1つになっています。
あるインタビューでは
「ニュースを見たってお互いに憎しみあうことしか教えてくれない」
「Instagramで見て、本当はいいやつで自分と同じような考え方をしていることに気づく」
と語っています。
今回のGR-Uniformaも初公開となったのがInstagramでした。どれだけ彼がInstagramを重要ツールに考えているか感じ取れるのではないでしょうか。
GR-Uniformaのコレクションの一部
公式サイトにあるLOOKBOOKから、コレクションの一部をご紹介します。
前述した通り「ユニフォーム」「コミュニティ」「建築」の3つをテーマに掲げています。
引用:https://www.gr-uniforma.com/
まとめ
私自身、もともとゴーシャ・ラブチンスキーのデザインする服が大好きで、彼が新しいラインを始めたと聞いた時はとてもワクワクしていました。
実際に見てみると、まさしく作業着=ユニフォームという印象を受け、普段遣いしやすそうデザインでありながらもどこか奇抜な点があり、とても魅力的なアイテムの数々でした。
店員の方にも聞いたりしたのですが、このブランドの詳しいことは今だ分かっておらず、これからどのような日程でアイテムが届くのかも不透明だそうです。
これから解禁されるであろうさまざまな情報を、常日頃チェックしていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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